2011年5月16日月曜日

ついに田端信太郎氏本人と話すものの…びっくりドンキー

これまでの経緯
田端信太郎っていうネット業界ではそれなりに知られた馬鹿にからむバカ01
田端信太郎っていうネット業界ではそれなりに知られた馬鹿にからむバカ00
田端信太郎っていうネット業界ではそれなりに知られた馬鹿にからむバカ02 
田端信太郎氏が勤めるコンデナストに電話してみた
部落解放同盟中央本部に電話をかけてみた
コンデナストにまた電話してWさんっていう女性と喋ったよ

※先週の間に色々あったんだけど、blogger自体が3日ほど全く使い物にならない異常事態だったのねん。まあとりあえずこれから書くことは、今から3週間ほど前4/19の話で~す。

ちょっと間も開いちゃったので、おさらいだ。

差別tweetを書き込んでもno反省で、イカしたITライフを送る田端信太郎氏。kusohagetaro aka粘着暇人キモ野郎 は、彼の勤め先である外資系出版社コンデナストに2回目の電凸。営業部員Wさんと話すと、田端氏はデジタル部門のトップと判明。さらに会社自体全く人権問題に対する取り決めなどないことがダダ漏れに…。てんぱったWさんに「少々お待ち下さい」の言葉をかけられ、そのまま放置されること10分弱。イライラMAXギミギミシェイク状態になりかけたころようやく電話口に登場したのは、田端氏だった!!


挨拶もそこそこに、ボクは本題について質問した。

Kusohagetaro(以下K) Twitterでの田端さんのご意見拝見させていただきました。個人的には、非常に差別的なTweetだと思ったんですよね。で、田端さんは「まあ消せばいいか」といった感じですかね。

田端(以下T) まあ消せばいいか、というか確かに問題があったかもしれないですが…

K かも?かもしれない程度のことなんですね。やっぱ。

T うーん、じゃあ例えばどの部分にどんな問題があったんですかね


K では読みますよ。「今やコードが書けない奴はネット企業じゃ、穢多非人なんだなと…

T 比喩として言っているわけで、わかります?

K そういう比喩自体 問題があるという常識はなかったんですか?

T まあ、何を常識とするかわからないですが…。

K だって田端さん出版・広告業界長いんでしょ? 他の会社でも大問題になっていること何回もありますよ

T そもそもこのtweet自体が日曜日の朝にされてますよね。という事は、これは会社と関係ない。会社に電話されていますが、関係ないという事は理解してもらえますか?

K いや、田端さん個人でやっているのではないでしょう? だってこれ田端さんの名前出してやってますよ。私はコンデナストを代表する人間の発言ととりましたよ。

T そう取られるのは自由なんですけど 



どうでしょう、ここまで読んでいただいて? えっ、ボク?うがああああ、思い出しただけで西野カナ状態で震えちゃうよ。
さすが頭脳明晰なおかたでらっしゃいますねぇ。自己弁護の言葉は澱みなく出てくるんすよね。ただボクが電話をかけたのは、彼とディベートを楽しもうとしたわけじゃないんだよね…。で、途中からの彼の論調は「俺がプライベートで、どんな差別しようが、おめえに関係ねえだろ、クズ野郎会社に電話してきてんじゃねえよ」って感じ。

彼のTweetが、プライベートなものなのか、公的なものなのかは、解釈が分かれると思うが、ある種の決定的証拠をつかんだので、別の日にまとめて書くよ。

そして彼の言い訳のもう一つが「喩えなんだから、問題ねえだろ。うっせえな、自由だろーが」ってこと。


繰り返しになるけど、また書くよ。
・まず差別云々は抜きにして、下品な喩えだよね。
・コードが書けないんだったら勉強すれば?ステップアップできるチャンスはあるわけだよね。もしくは転職したっていい。職業選択の“自由”という素晴らしい権利があるんだものね。でも、江戸時代に穢多非人と呼ばれ蔑まれた人たちには、背負わされた身分から逃げ出す術はなかったのよ。
・未だに祖先が穢多非人だったことが原因で、差別に苦しむ人がいる。コードが書けないネット企業社員の子供、孫、さらにその子孫たちは、今後もずっと蔑まれ続けるのかしら? 違うよね。
・田端氏はこれまでデジタルメディアをリードしうる立場にいた人物だ。このような人物が幅を利かせるIT業界ってどうなのよ?

だから喩えとして、あのような表現を人前でするのはオカシイのでは?と問いかけてみたんだ。 



K 穢多非人と言う言葉は持っている歴史が全然違うじゃないですか。だって江戸時代の身分差別の話ですよ。で、この頃の身分差別は末代までずっと続くものですよ。自由に仕事が選べた時代の話じゃないですよ。ちょっと田端さんは、人権意識がおかしいんじゃないですか? ボクは悲しくなりましたよ。

T 悲しく思われるのは"自由"なんですけど…。

K 田端さんは月に1000万ページビューもの閲覧者を集めるサイトの責任者です。つまりマスコミのかたです。そういう影響力のある立場にいる方が、穢多非人と言う言葉を全く問題に思わないということですか?

T 言葉が問題とは思わないですね辞書にも載ってますよね。Wikipediaにも載ってますよね。それが問題なんですか? 

もう書いてるだけで、またも西野カナ状態で、プルプル震えちゃうよん。別に穢多非人って言葉を発しちゃいけないとは、思わないよ。あと何でもかんでも差別だ差別だ!と制限して、自由を奪おうとも思ってないよ。でも部落差別とか国籍差別とかは、生まれ持っての条件でいきなり差別されちゃうわけで、絶対によくないことだよ。
あと田端氏にはもう一回wikipediaの該当ページを読んで欲しいね。
穢多という人たちがどのような仕事に従事していたかを知れば、総合ファッションサイトの責任者が、使ったらまずい表現だと気づくはずだ。

田端氏が統括責任者であるVOGUEにせよGQにせよ、あつかっているのは、シャツやジャケットばかりではない。靴でありバックであり、ベルトといった皮革製品を紹介するページや広告もある。これらのアイテムは、日本では穢多と呼ばれた人々の労苦の歴史を背負っている。っていうか、クライアントをムカつかせることを書くのって、広告営業マンとしてどうなのよ、って話。しかし話し合いは全くすれ違ったままだった。



K 私ディベートしたいわけじゃないんですよ。じゃあ穢多非人のかわりに言い換えた"二級市民"というのはどういう意味なんですか?


T 二級市民とはメンバーとして扱われないという事じゃないですか

K じゃあ、穢多非人みたいなものですかね

T うーん、それはどうかわからないですね

K よくわからない言葉を使って言い換えるって、まずいんじゃないですか?

T 私がtwitterで何を発言しようが、あなたに何か責任を負うわけではない。

K ああ、消しときゃいいんだな、そう考える人だって、今話していてもわかってたんで、だから保存したんですよ。ウェブ魚拓という形で。で、それを著作権がどうとか、田端さんは仰らないですよね?


T ぼくは主観的には認めてないですけど。やったこと自体は、やってないって言うつもりないですから。

K 会社のウェブを統括する人間として、問題ないと。

T 先ほどから何度も述べているように、日曜日の朝個人として書いたということで… 

K 政治家が、靖国神社に私人として参拝したみたいな感じっすか。例えば士農工商という身分制度がなくなって、皆、平民になった。そのとき穢多非人のひとたちが新平民とよばれて蔑まれていたんですよ。それと"二級市民"と言う言葉似てませんか?

T 似ているといわれれば、解釈は誰にでも自由ですからね。ボクは別にそういうつもりで使っているわけじゃないですけど

K つまり悪くない。表現の自由だということですね。表現の自由というのは私もすごい大切だと思います。ですから1000万のページビューのvogueのトップページに「穢多非人は読まなくていいよ」と書いても個人の自由だと思う。(※もちろん嫌味です。彼の詭弁に対抗してみました)

T そもそもそれは個人でなく会社でやっていることだから。それは違ってくることもあるんじゃないですか。

K でも怖いですよ。そんな偉い人の下で働いているのなら、いつまた誰が差別的なことをいうかわからない。会社と私人、白田端と黒田端って全然違う人なんですか? 会社の俺は遵法精神が高くて、人を不愉快になんて一切させないけど、日曜日の朝7時の俺は物すごい差別主義者、レイシストなんだ~って、ことですよね。コンデナスト本社であるアメリカで、社員が休日にクロンボだとかユダ公がどうの~っていう人種差別丸出しの日記を書いていても大丈夫ってことですよね。


T それはちょっとわからないですね。

K コンデナストは外資系でしょ? だからアチラの人が差別的なtweetをして「Sundayだからワカラナイよ~」って言えば私人として書いたことだからと許されるってことですよね? 

T 長くなってきたんで具体的に何をお求めになっているんですか?

K 差別は良くないといいたい

T それは当然そうですよ。(※ココまで見てもらえばわかるように、彼に差別に対する真っ当な人権意識があるとは、とても思えない)

K だってわかってないじゃないですか! 今度改めて別の日に電話しますね。

T もうかけてきてもらうと迷惑なんですけどもね。あなたが、ネットで私の悪口を書いてもそれは自由ですよ。ですが先ほどから申しているように、会社とは無関係です。あなたがどう解釈しようと自由ですが。ただあまり会社にかけてこられるのは、ある意味営業妨害だと思っています。

K じゃあ、ちょっと止めて置きます。で、これ、今話していること録音させてもらったんですけど、これは著作権とかないですよね。先ほどから自由の話をされてますので、これを聞いた人間がどう解釈するのかも自由ですよね? 

T それはまあ、自由でしょうね。

K リバタリアンの意見として、田端さんはブレてないと思いました。今後もリバタリアンとしての活動頑張ってください。応援してます。 


これがWさんとの話し合いも含め、約50分に及ぶコンデナストとの2回目のやりとりだよ。田端氏が非常に“自由”を愛する人間だということは伝わったと思う。反論、批判の自由も認めているところはフェアで、さすが自由至上主義者だと思ったね。
彼が頑なに言い募った「私人としての発言であって公のものでない」という主張については別の機会にキッチリ反論させてもらうよ。
長くなったので今日はここまで~!




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